アジア的高齢者福祉探る 京を拠点に研究会発足
2009 / 01 / 31 ( Sat )
アジア的高齢者福祉探る
京を拠点に研究会発足


ベトナムの写真を手に、「アジア的な高齢者ケアの在り方を考えたい」と話す藤本文朗さん(京都市東山区)
 アジア各国の高齢者福祉の現状を学び合う研究会が京都を拠点に発足した。「ベトちゃんとドクちゃんの発達を願う会」代表で滋賀大名誉教授の藤本文朗さん (73)=京都市東山区=が呼び掛け、研究会の代表を務める。ベトナムの大学にボランティアで講師を派遣し、介護を担う人材を育てる活動も進める。

 ■滋賀大名誉教授の藤本さん呼び掛け

 藤本さんは30年前の助教授時代に初めてベトナムを訪れた。以来、ベトナム戦争の影響とされる結合双生児のベトさんとドクさんを支援し、仲間と一緒に現地の大学で障害児教育を教えてきた。

 ベトナム初の高齢者介護の専門職養成コースを新設する国立サイゴン大が昨年、藤本さんに講師派遣や教育課程作りを要請した。藤本さんは11月に「アジア高齢者福祉研究会」をつくり、来年のコース開設に向けて支援に本腰を入れることにした。

 高齢者福祉の研究では、北欧の先進事例は知られているが、介護保険が未導入のアジア各国の現状は十分に知られていない。研究会はアジア各国の高齢者ケアの現状を把握し、どのような施策が求められるのかを考える。

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