日本介護福祉士会・石橋真二会長
2009 / 01 / 09 ( Fri ) キャリアアップと処遇改善が人材確保のカギ−08年回顧と09年の展望(9)
日本介護福祉士会・石橋真二会長 ■「将来の見通し立たない」―現場を去る介護福祉士 ―介護報酬のマイナス改定が03年度、06年度と続きましたが、介護現場で働く介護福祉士にはどのような影響があったのでしょうか。 まず、ボーナスのカットや給与の減少といった、金銭面での問題が挙げられます。施設や事業所なども当然厳しい運営状況にあるので、常勤のスタッフだけではなく、非常勤のスタッフも積極的に雇用するようになりました。 それに伴って、特に負担が大きくなったのが、施設や事業所内で中心的な役割を果たす常勤の介護福祉士などのスタッフです。非常勤の方がたくさんいる中では、常勤スタッフの負担がどうしても重くなってしまいます。現場経験の浅い新人を少数の常勤が見なければならない事態も生じています。 中でも負担が大きいのが夜勤です。特別養護老人ホームなどの施設では特に夜勤が多いのですが、担当するのはたいてい常勤のスタッフです。夜勤は月に4、5回くらいというところでしょうか。夜間は20人の利用者を1人で見なければならないということもありますから、精神的な負担も非常に大きい。1、2時間ほどの仮眠の時間は取れると思いますが、夜から朝までずっと、トイレの介助をしたり、ナースコールの対応をしたりするのは大きな負担です。 08年を含め、最近では介護事故が増えていますが、背景にはこのような厳しい勤務実態があるのです。 続きはこちら・・・ |
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