障害者の製品販売支援、NPO発足1年
2009 / 07 / 04 ( Sat )
newsそれから:障害者の製品販売支援、NPO発足1年 /奈良
 ◇個々の力束ね、低賃金改善−−商品開発や販路拡大で自立促進

 障害者施設などで作られる製品の販売を支援し、障害がある人たちの自立を応援していこうと、NPO法人「県社会就労事業振興センター」(藤井正紀理事長)が発足して1年が過ぎた。今年4月からは、奈良市役所に定期的に臨時店舗を出して販売活動を展開しているほか、複数の施設による商品の共同開発や生産も進め、安定した収入が持続して得られる方法を模索している。【泉谷由梨子】

 06年度の厚労省の調査では、福祉作業所や授産施設で働く障害者の月額平均工賃は全国平均で1万2222円と、低額にとどまっている。その中でも、奈良県は9861円しかなく、全国47都道府県で最下位から5番目と厳しい状況だ。このため、施設の収入を増やして障害者の自立を促そうと昨年4月にセンターを設立、6月にNPO法人化した。

 現在の会員は55施設。個々の施設に代わって新製品開発や販路拡大、行政や企業との連携などを請け負い、スケールメリットを生かして、製品の販売力を上げることを目指している。これにより、低賃金状況を改善し、障害がある人の社会参加を後押しする。

 徐々に実績を残し始めている。昨年12月には、県内の金融機関が来店者に配布するポストカードとせっけんのセットなどの製作を受注。仕事は約15の会員施設に分配されたが、センターが仲立ちしたことで、小さな施設にも行き渡った。

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社会福祉の功績たたえ表彰
2009 / 07 / 04 ( Sat )
社会福祉の功績たたえ表彰

 社会福祉団体「千葉キワニスクラブ」(千葉市中央区、本間充武会長)の平成21年度表彰式が3日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれた。第26回社会公益賞、第17回教育文化賞、第5回国際親善賞の贈呈があり、会場に集まった同クラブ関係者らが受賞者の功績をたたえた。

 社会公益賞にはボランティア団体「一歩の会」(荒井勢津子会長)が選ばれた。障害者との生け花教室を開催したり、知的障害者施設での散歩に付き添うなど、障害者の社会生活を支援していることが評価された。荒井会長は「障害者の人たちとともに互いに幸せになろうと、24年前に発足した。これからも一歩一歩がんばっていきたい」とあいさつ。会場は温かい拍手で包まれた。

 教育文化賞は老人ホームや地域の夏祭りなどのイベントに参加し、南米の民族音楽を演奏している「セラニアス」(末富萌代表)と、子供から大人まで幅広い世代に和太鼓を指導するとともに、祭りなどでも迫力ある演奏を披露している「寿太鼓」(高橋久夫会長)の2つのボランティア団体が選ばれた。末富代表は「若くて未熟なグループだが選んでいただき光栄。ご高齢の方などが演奏で喜んでくださるからやめられない」、高橋会長は「太鼓は奥深い。あいさつなどの礼儀やうまくいかない子を助ける気配りといった教育が大切」と話し、それぞれ自慢の演奏を披露した。

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障害者と健常者100人出演 心一つに創作舞台 登別市社協企画、9月上演
2009 / 07 / 02 ( Thu )
障害者と健常者100人出演 心一つに創作舞台 登別市社協企画、9月上演

 【登別】市社会福祉協議会は創立50周年の記念行事として、障害者と健常者がともに出演する創作舞台の発表に取り組む。100人以上が障害の有無に関係なく、一つの目標に向かって力を合わせる姿を描く。同協議会は「市民一人一人が福祉の意識を高める機会にしたい」と意気込む。(上家敬史)

 記念行事は9月26、27の両日、市民会館で行う。創作舞台は初日の開会時に披露する。童話「大きなかぶ」をもとに、登別明日中等教育学校の影山吉則教頭が脚本を手掛ける。

 テーマは「きずな」。前任校の伊達緑丘高で18年間演劇部顧問を務め、4度の全国出場、2度の全国準優勝を経験した景山教頭は「知的や精神、身体など障害の種別に関係なく一人一人が役割を果たす脚本構成にした」。

 1人で舞台に上がることが困難な人や、集団にとけ込むことが苦手な人は、登別明日の演劇部員らが支援。終盤には、客席をカブ畑に見立て、出演者と観客が力を合わせて巨大なカブを引き抜く場面も用意する。

 3日に出演者に台本を配布。けいこ開始は今月中旬を予定している。影山教頭は「人は他者とのかかわり抜きに生きていけない。そうした真理を小さな子供にも分かりやすく伝えたい」と話す。

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とくしま障害者授産支援協議会理事長・五島章夫さん
2009 / 07 / 01 ( Wed )
とくしま障害者授産支援協議会理事長・五島章夫さん

 ◇賃金、就労改善目指す−−五島章夫さん(53)

 「全国的に障害者の賃金はまだまだ低い」と障害者の生活改善を目指す五島章夫さん(53)。08年6月からNPO法人「とくしま障害者授産支援協議会」理事長を務めている。

 同協議会は県内で25の授産施設が登録し、その一つ「セルプ箸蔵(はしくら)」で障害者と一緒に割り箸を作る。「環境にも良い物を」と四国内の間伐材で製造。100円で買える外国産が流通しているため売り上げは伸びなかった。それでもあきらめず続けた結果、全国の60大学で使われているという。

 五島さんは83年、「とりあえず働いてみよう」と福祉の世界へ飛び込んだ。はじめは障害がある幼児の介助担当。「しんどい」と感じることもあったが「辞めたい」と思ったことはない。ハンディキャップのある子供のリハビリを手伝い、「何とか支援していきたい」とだけ考えていた。

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オープン3カ月 精神障害者らメンバー、厳しさと楽しさ実感
2009 / 06 / 30 ( Tue )
レストラン咲咲:オープン3カ月 精神障害者らメンバー、厳しさと楽しさ実感 /奈良
 ◇生き生き「働く場のない仲間に知ってほしい」

 障害者らの働く場の確保や拡充を進めようと、大和高田市池田の高田温泉さくら荘内に「レストラン咲咲(ささ)」が4月にオープンしてまもなく3カ月になる。精神障害者らが運営する県内初のレストラン。メンバーらは「しんどいが、楽しい」と生き生きと働いている。【山本和良】

 さくら荘は94年に開設され、4月から市社会福祉協議会が指定管理者として運営。レストランと売店は、配食サービスで実績がある社会福祉法人萌(もえ)が担当している。

 咲咲には現在、精神障害者6人を含めた11人が勤務。代表の高谷恵子さん(33)によると、5月からメンバーにレジを任せている。お客さんからは「頑張ってるなあ」「おいしかったよ」などと声をかけられ、接客もできるようになった。市食生活改善推進員の知恵を借りて、栄養バランスのいい新メニューも考えている。

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